【見学会レポートvol.19】これからの高性能住宅

アドバイザーの竹田です。

先日のブログで防災訓練についてお話しましたが、

つい最近も台風の被害をニュースで見ると

停電、断水といった日常の生活で当たりまえのようにあるものが

いざ使えなくなる事態になると

日頃からの準備、訓練、備えが大事だと実感しました。


いつ起こるかわからないから、とか

自分は(北陸は)大丈夫、とか言ってられませんね。


さて、今回の見学会レポートは先週お邪魔してきました

津幡町にあるファンデザインワークスさんのモデルハウスです。


「省エネ」+「創エネ」のゼロエネルギー住宅ということで

このキーワードに関心をお持ちの方も多いかと思います。


このモデルハウスは「Asuの家」といって

明日に向かう をコンセプトに建てられたそうです。

家を建ててからの20年、30年先、それ以降も

家族が快適に暮らせて、かつ環境にやさしい家ということですね。


まず外観で目にとまったのが

写真左側に見える日差しをカットする日よけ。

すだれやグリーンカーテンで直射日光が室内に入ってこないようにするのと同じ原理ですが

これなら外観のデザインもスッキリとしますね。

最近の窓は高性能になったとは言え、

やはりこのように直射日光を遮る、

というのが夏場に室内を快適に保つのには有効ということです。


室内に入るとリビングの吹き抜けが開放感を演出しています。



「吹き抜けにすると冷暖房効率落ちますよね・・・?」

といったご質問もよくいただきます。

住宅会社さんでも吹き抜けを積極的に採用する会社、

冷暖房効率が落ちることを考慮し提案を控える会社にわかれます。

夏・冬といった時期に吹き抜けのあるモデルハウスを見学すると

その会社の住宅性能が体感できるのでオススメです。

※住宅性能を特長とする会社は比較的に吹き抜けを採用するケースが多いように感じます


こちらは階段の途中にある中2階スペース。

読書をしたり、お子様が宿題をしたり

リビングと中2階で家族の雰囲気を感じながら

時間を過ごすことができます。


サンルームの床部分や子供部屋の壁が

断熱材が見えるようになっています。

完成してからでは見えない部分ですが、

長く快適に住むためには大事なポイントですね。

※こちらの断熱材、なんと35年の結露による劣化の保証がついているそうです



「太陽光発電ってどうですか?」

「高気密・高断熱の家にしたい!」

「ゼロエネルギー住宅にしておいたほうがいい?」


ご相談にお越しの方でもよくこのようなご質問をいただきます。


住宅性能と一言で言っても

いろいろな指標、数値、基準があります。


もちろん性能はいいに越したことはありません。

予算に余裕があれば太陽光発電も蓄電池もあれもこれもとつければいい、

でも現実にはそうではありません。


「いい」「わるい」を簡単に判断せず

情報としてまず「知る」ことはとても大事だと思います。

知らずに建てる方も多いですが・・・


知ったうえで、自分たちにそれが本当に必要かどうか、

必要であれば予算やその他の優先事項と照らし合わせて

何から叶えていくか。


これが家づくりの難しいところです。


アドバイスさせていただくとしたら、

「気になるものは体感しましょう」です。

※百聞は一見にしかず


ただ、なんでもかんでも見たり聞いたり体感すると

やはり情報があふれて結局迷うことにもなりかねません。


情報を整理しながら、

順番に体感して

自分たちが納得のいく家をつくっていきましょう。


家づくりナビ相談カウンターでは

ただただ家づくりの情報、知識を皆さんに詰め込むということは行いません。

一緒に整理し、優先をつけ、ときには体感しながら

皆さんが「建てたい家」「ほしい家」を具体的にしていくお手伝いをしています。


気軽に家づくりの基礎知識を学びましょう。