少し前になりますが
住宅ローンの完済年齢が平均73歳になっているという内容が新聞に掲載されていました。
背景には「晩婚化で住宅取得時期が遅れていること」や「住宅ローンの低金利」を背景に
住宅価格が上昇していること、
頭金を減らして多めに借りる傾向にあること、
それに伴い返済期間の長期化が挙げられていました。
家づくりナビ相談カウンターのご相談者でも
住宅会社見学をしてきた方のなかには
「40年ローンを提案されました」という方や
「頭金をださずに多めに住宅ローンを組みましょうと提案されました」という方も。
もちろん、返済期間を長めに組んで
月々の負担を少し抑えながら
余裕ができたときに繰上返済を計画的に行う、という返し方や
頭金を出さずにその分住宅ローンを多めに組んで
住宅ローン控除の恩恵を最大限に受けようとする、という方法も
今の低金利の間ならではの住宅ローンの借り方です。
このような情報もインターネットにもよく掲載されており
まったく上記のようなことを知らない、という方も減りました。
ただし、住宅ローンを組むにあたり
若干背伸びした金額で借りる方もいらっしゃいます。
「皆さん返せていますよ」
「同じくらいの年収の方はこれくらい借りてますよ」
「平均」「一般」「普通」という言葉により
自分自身の予算を見失う方も。
家づくりナビ相談カウンターでは
もちろん背伸びした金額を借りましょう、とは言いませんが、
意外に自分たちの予算を低く見積もりすぎる方もいらっしゃいます。
もちろん予算は低いに越したことはありませんが、
低くすることばかりに目が行くと
叶えられた要望も叶わないことも。
希望額と無理なく返していける金額の幅を見極め、
理想(希望額)と現実(住宅会社からの提案額)のギャップに気づけるように
予算立てを早い段階に一度しておくことをオススメします。
「予算が決まっていなくても相談できますか?」というご質問を受けることもありますが、
「予算が決まっていないからこそ」ご相談を。
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